~お姉ちゃんの恋人~

玄関へ飛び出したあたしを待ちうけていたのは………。



「……ゆう…どうして?」


ハッとしたおねえちゃんの顔。



間違いなくあたしのおねえちゃんだった。



「……おねえちゃんっ。」


あたしの顔は涙でグシャグシャになっていた。


「……は?おねえちゃんて…?」



わたる君は、凄く驚いた顔をしていた。



…やっぱり姉妹って、気付いてなかったんだ…。



そして……。


「ゆうにっ、何したのっ!」


バチーッン!



おねえちゃんが、わたる君に思いっきりビンタした。