~お姉ちゃんの恋人~

あたしの告白に


「…………えっ?」


わたる君も、驚いた声をだした。



「悠里ちゃん…?えと…『ピンポーン……』


「あ……誰かきたみたい。ちょっとごめん。」



席を立つわたる君。


誰がきたんだろう。


玄関は、リビングからすぐの場所にある。


わたる君が、誰かと話す声が聞こえてくる。

相手は、女の人みたいだけど……。


……え………?



…もしかして、おねえちゃん?


おねえちゃんが、わたる君を訪ねてきたんだ。



そう確信したあたしは、玄関へ飛び出した。