「ネコ、晩ご飯作るんでしょ?私そろそろ帰ろうか?」
「さっき冷蔵庫の中見たら空だったんだ。ちょっとそこのスーパーまで付き合ってよ」
帰っても暇だし、どれくらいの食材を買うのか見てみたい。
「いいよ」
「じゃあ、行こうか」
「りりかもぉー!」
「りりかは駄目。今日は荷物沢山あるからお留守番」
「えぇー」
不満そうな顔をするりりかに、ネコさ強い目をして言う。
「ダメ。お姉ちゃんの両手が荷物で塞がったら、お姉ちゃんと手を繋げないでしょ?危ないからダメ」
「……はーい」
「じゃあ、行こうか」
「うん」
ネコと一緒に家を出て少し歩くと、小さなスーパーがあって、その中に入る。
ネコはカートにカゴを置くと、真っ直ぐと歩き出す。
「なに買うの?」
「安いやつ。作る物は後で考えるから」
「ふーん」
ネコは特売品をどんどんカゴの中に入れていく。
そのとき、一玉五十円の焼きそばを見付け、私は慌ててネコに言った。
「ネコ!安いよ?!」
焼きそばって屋台で買ったら五百円くらいしなかったっけ?
こんなに安いならネコは喜……。
「高い」
「え?」



