やっぱりネコはネコだ。
私のタイプでも、タイプじゃなくても、ネコはいつも通りのネコだ。
店を出て岩瀬たちと別れ、ネコとふたりになった瞬間、ネコは疲れた顔をして言った。
「あー、疲れた。てかさぁ、岩瀬くんって超軽い男だね。止めといた方がいいわ、アレは」
「……?!」
超軽い?
超軽いってネコじゃない!
信じらんない!!
「……司?どうしたの?」
無表情で聞いてくるネコに、私の怒りが爆発した。
「止めた方がいいって……ネコのタイプだったんじゃないの?」
「……なにが?」
「岩瀬くん……ネコのタイプだったんじゃないの?」
「え?そんな訳ないじゃん」
"なに言ってんの?"
ビックリした顔をしてるネコに、私の言葉は止まらなくなった。
そう。
絶対に言ったらいけない言葉だって、
分かってても、
「ネコってさ、いつも男子の前で態度が変わるよね?ねー、子供おろしたっていうのもさ、本当なんじゃない?」
言わずにいられなくなるときだってある。
「……」
呆然とするネコに、
怒りが収まらなくて。
「私さ、やっぱりネコと一緒にいるの無理だよ」



