「へぇー萌ちゃんっていうんだ?可愛いね」
「ありがとぉ」
「萌ちゃんはなに飲むの?」
「ん~、ミックスジュース」
「OK」
堂林くんらしき人がみんなの注文を頼み、少しずつ会話が弾む。
ネコは楽しそうに目の前の男子と話し始める。
ネコを一番端にしといてよかった。
そう思ったとき、ネコの目の前の男子がネコに聞いた。
「萌ちゃんさ、この中で一番タイプの奴って誰?」
「えー、みんなと話してないからよく分かんないかな」
「見た目でいいから」
男子がそう言うと、ネコは五人の男子の顔を見て言った。
「あの人かな」
ネコがそう言って指差したのは……。
「堂林かよー!」
やっぱり。
ネコの目の前の男子が大きな声で言い、山根の目の前に座っている男子が言った。
「え?俺がなに?」
「萌ちゃんがこの中で一番タイプなのは堂林だってさ」
「マジ?!」
堂林は嬉しそうな顔をし、山根はすごい目でネコを見ている。
「よし、席替えだ!」
堂林の一声で男子たちは動きだし、堂林はネコの前に座る。
「萌ちゃんヨロシクねー」
「うん」
私は思わず堂林に聞く。
「山根さん、いいの?」



