ネコはダルそうに私に聞く。



「ふーん。それって限定品かなんか?」


「分かんないけど……」


「じゃあ、又買えばいいじゃん」



又買えばって……私にとってそういう問題じゃ……。



「そうじゃなくて、あれはね、占いがね、ダメなのよ」


「占い……?司ってそういうの信じるんだ?」


「信じない。信じてないよ」


「ふーん。じゃ、帰ろ?」


「うん……」



私とネコは家へと向かう。


なんか分かんないけど……大変な高校生活が始まった気がする。