「奏多毎回ごめんな。ありがとな。」






そう言ってわたしの頭をくしゃくしゃと撫でるパパ。







「やめてよ、子供じゃないんだよ。」







そう言いながらも、パパが頭を撫でてくれるのは小さい頃からすごく落ち着く。






「さ、スーパー行こうか。」







そして、パパはなぜかウキウキしてるようだった。






今日結婚記念日だったかな?
いや、結婚記念日はもっと先だったはず。






そんなこんなで、家に着いて玄関を開けると、知らない靴が一足分綺麗に置かれていた。