君へ…

『ならいいけど…。
まぁ、頑張ってきますかね!
じゃあな、めい!また夏休み明けに!』

私は笑顔をつくって頷いた。
翔馬はさっきまで私がいた
教室のドアを開けた。
開ける手は、少し震えていた。

パタンとドアが閉まって、
私はその場に座り込んだ。

ぼんやりと翔馬の声がする。