君へ…

ごめんね翔馬。

好きになって良かったって
素直に思うことが
できる人がうらやましい。
私はそれすらも
出来ないんだね。

チャイムが鳴り響いて
翔馬の手が、私の手首から離れる。
それを見かねた未来が
廊下まで呼びににきた。

「避けんなよ…」