君へ…

翔馬はなにも悪くない。
なんにも悪くない。
友達って言われただけ。
ただそれだけなのに、私の中の
なにかが痛くて痛くて。

翔馬から、一歩ずつ離れる。
それに気づいた翔馬が
とっさに私の手首を掴んだ。