君へ…

それからして、放課後を迎えた。

彼女がいるクラスに向かう。
どうやら彼女は隣のクラスらしい。

ドアを開けると
ふわっとカーテンが揺れた。
その近くの窓際に立つ、
一人の女の子。
きっと彼女が、翔馬の…。

彼女は三人の視線に気づいて振り向いた。