君へ…

むしろなにかが冷えきって
いくような気がして
私はとっさに翔馬から目を反らした。

「そ、そうなんだ…。」

とっさのことに、わたしは言葉を
濁らせてしまう。

"翔馬の好きな人"

なぜか心がザワザワしてしまう。