新曲発売日!
店頭に並び、一時間で完売。
相変わらずすごい人気。
今日の仕事は歌番組の収録が続いてる。
テレビ局をはしごし、終わったのが、午前2時。
私は書類整理の為、会社に泊まり込み。
二人から離れ、少しだけホッとした。
なんだろこの気持ち…
四六時中二人と居たからかな?
またタケと司に癒してもらわねば…
仕事をしていると、電話が鳴った。
「はい、橋爪です」
「石塚だけど、会議室まで来てくれる?」
エレベーターで三階に上がる。
コンコン
「どうぞ」
「失礼します」
「適当な所に座って」
「お話は何でしょ?」
「うん、木下の事なんだが、最近どうだい?」
「やや、疲れが溜まっている様です」
石塚さんは、フムといい。
「ドラマの方は明日から?」
「はい、ロケに入ります」
「わかった、無理のないように」
「はい」
失礼しますとドアに手をかけた時…
「木下とはうまくいってるかい?」
「…あまり」
「そうか、やっぱり津田の方がよかったか?」
「どうでしょう…わかりません」
「…まあ、しばらく様子をみるか」
「はい」
ドアを閉め、フゥーとため息をつく。
事務所に戻り、仕事の続きをする。