恋夏。



私達が校舎をでると、日が暮れそうな時間帯だったようだ。部活動見学をしていたと思われる新入生が下校していたり、運動部がランニングしてたり、吹奏楽部の楽器の音が聞こえたりする中を私達は帰っていた。



「美春、今日はどうしたの」

「へ?な、なんで?」

「いや、今日ずっとボーッとしてるし。なんかあったの?」

「あは、は。さすが、夏輝にはわかっちゃうかぁ(苦笑)」

「そりゃそうでしょ!」

「なんか、不安、なの。夏輝はすぐにみんなと仲良くなれそうだし、私だけ、置いてかれそうで」

「………はー……」


っ、やば、幻滅された、かな?


「ほんとあたしバカだわ」

「ええ!?なんで夏輝が!?」

「いや、美春、話すの苦手かな、と思って、私が喋ろうって頑張ったんだけど、逆効果だったからさ」

「ち、違う!」

私は必死で頭を横に振った