君色の夏





りっちゃんが、りんご飴を奪い合う私たちを見て言った。




カップル?



って、私と涼平が付き合ってるように見えるってこと?




「そうだな。バカップルだな」



春斗も口を揃えてそう言う。




「えっ!?」



なによ、バカップルって。




涼平はともかく、私はバカじゃないし!



「付き合っちゃえばー? お似合いよ」



りっちゃんの冷やかしに、顔を真っ赤にする涼平。



お似合いって……確かに私は涼平のこと好きだけど。




涼平のほうは、別に私に気があるわけじゃないと思う。





でも、いつか伝えたいな。



涼平に、“好き”って。