「お腹すいたぁ~」
電車に乗ってきたからか、私のお腹はペコペコだった。
私が食卓に座ると、おばあちゃんが向かいに座る。
「わぁ、おいしそう」
ご飯、みそ汁、焼き魚。
どれもおいしそうだなぁ。
「いただきまーす」
おばあちゃんの料理は、どこの家でも出てくるような定番のメニューなのにすごくおいしい。
「味はどうかい?」
「うん、すっごいおいしい!」
その時ふと目に入ったのは、机に飾られているおじいちゃんの写真だった。
おじいちゃんは、私が中学一年生の時に亡くなった。
それからずっと、おばあちゃんは一人暮らしだ。
私だったら、一人暮らしなんて寂しくて耐えられないな……。
そんなことを考えながら、私はたくさんのご飯をぺろっとたいらげた。

