君色の夏





だって、あんなに怖いジェットコースターに乗っても腕を組んで冷静でいられる人、世界中でりっちゃんくらいでしょ。



「あたしは、ジェットコースターよりも千夏の叫び声の方がよっぽど怖かった」



そんなに迷惑だったのか、私の叫び声。



「ごめん、りっちゃん……」



「別にいいよ。気にしてないし」



え?


さっきあんなに うるさい、とか鼓膜破れる、とか言ってたのに……。



気にしてないの?



やっぱりっちゃん、変わってる……。






「次なに乗る?」



「りっちゃんはなに乗りたい?」



散々いろいろなアトラクションを乗り回し、もう夕方。



もうそろそろ夕日が沈む時間だ。



本当、時間が経つのって早いなぁって思う。