君色の夏





「でもさ、普通に小学生ですって言っても疑われない身長だよね」



「りっちゃん……」



さっきからりっちゃんの言葉すべてが、心に突き刺さります……。



「まぁいいや。行こう、千夏」



りっちゃんはさっさと遊園地の中に入っていく。



「ま、待ってよ~、りっちゃん」



私はショックを受けながらも、りっちゃんを追いかけた。







「ぎゃ、ぎゃあああ!」



こ、こ、怖いーーー!



風がゴオゴオと鳴っている。



周りの景色が、一気に吹っ飛んでいく。



いや……実際に周りの景色が吹っ飛んでいるわけじゃないけど、今の私にはそう見える。



「りっちゃーん!」



「千夏、うるさい」



りっちゃんは冷静に腕を組んで、叫ぶ私を見つめてる。