君色の夏





「え? あっ、高校生ですか? は、はい」



お姉さんは私を見ると、なぜか顔を真っ赤にして入場券を出した。



会計を済ませて遊園地に入ろうとすると、りっちゃんが隣で静かに言った。



「千夏、小学生と間違えられたんじゃないの」



「へっ?」



「背小さいから」



「………」



なんで涼平もりっちゃんも、こんなにストレートなの?



ストレートすぎて、言葉が出ない。



「ひどい、りっちゃん!」



「え? ひどいのは、あの係員でしょ? 千夏を見て驚いた顔してた、あの人」



そう言ってりっちゃんはさっきの入場券売り場を指さす。










それにしても、“小学生”ってひどいよ……。



中学生に間違えるならまだいいけど、さすがに小学生はないでしょ!