君色の夏





「何にやけてんの、千夏。気持ち悪い」



“気持ち悪い”って。



ひどくない?



「そんなはっきり言わなくても……」



言葉がストレートすぎて、何も言えない。



「んで、どこ行くの?」



りっちゃんが歩き始めると、私も後をついていく。



「なんか、楽しいところないかなぁ」



「遊園地とかは? 暑いけど」



「いいね、遊園地! よし、遊園地にしよう!」



りっちゃんと二人で遊園地、楽しそう!



私は一気にテンションが上がり、呆れるりっちゃんの隣でスキップする。







「じゃあ私は、早速準備してくるね!」



私がそう言っておばあちゃんの家に向かおうとすると、りっちゃんに手を掴まれた。