君色の夏





私の通う高校は それなりの進学校で、私のように勉強が嫌いな人にとっては嫌になるほどの課題が出る。




そんな私があの高校に入ったのは、お母さんの母校だったことと、親友の舞香もあの高校を第一志望にしていたから。




私は、勉強嫌いだけどめちゃくちゃ頭が悪いわけでもない。



だから、舞香と一緒にすごく頑張ったら、見事2人とも合格した。



高校二年生になった今でも、舞香とは仲良しだ。




「千夏ー。もうすぐお昼ご飯ができるから、下りていらっしゃいー」



しばらくすると、下からおばあちゃんの声が聞こえた。



おばあちゃんの作った料理かぁ。



久しぶりだな。




私は、小さい頃からおばあちゃんの作る料理が大好きだった。




もちろんお母さんが作る料理も好きだけど、おばあちゃんの昔ながらの和食は絶品だ。




「はーい。今行くー」




私は階段を下りて、一階に向かった。




おいしそうなご飯の匂いが、鼻をくすぐる。