君色の夏





近くのコンビニに昼ご飯を買いに行って帰ってくると、涼平が砂浜にレジャーシートを敷き始めた。



「レジャーシートなんか持ってきてたんだ」



涼平の準備のよさにはびっくりだ。



「千夏、座って。早く食べようよ」



涼平はそう言って、コンビニで買った昼ご飯を早速食べ始めた。



「うん。私、すっごいお腹すいた」



思いっきり遊んでいたからか、私のお腹はペコペコだった。



私と涼平は、無言で黙々と昼ご飯を食べ続けた。



というか、涼平が喋らなかったから私も喋らなかっただけなんだけど。



私はコンビニで買ったおにぎりにかぶりつきながら、涼平の様子をうかがった。



涼平はもう食べ終わっていて、ペットボトルのお茶を飲み干していた。



「涼平、食べるのはやいね」



「そうか? 千夏が遅いだけだよ」



「いや、涼平がはやいんだよ」



私、まだおにぎりひとつしか食べてないのに、涼平はおにぎりと菓子パンとサンドイッチを瞬く間に食べ終わっているんだもん。



っていうか、おにぎりと菓子パンとサンドイッチっていう組み合わせ、どうかと思うけどね……。