君色の夏






涼平はかっこいいもん。



私なんかと、釣り合わないよね。



って、こんなこと考えてたら私、涼平のこと好きみたいじゃん。



「ありがとうございました」



私と涼平がそう言うと、カップルはニコニコしながらその場を去って行った。



いいなぁ。



私もいつか、彼氏ほしいな。



かっこよくて、優しくて、素敵な彼氏……。



といっても、私は初恋すらまだなんだけど。



「おい、千夏。昼飯、買いに行こうぜ」



「あ、うん」



私はそう返事をして、前を歩く涼平の背中を追いかけた。