君色の夏





私は早速着替えて、涼平のもとへ向かった。




「涼平!」




私が駆け寄ると、涼平は笑った。




「千夏。水着、似合うじゃん」




涼平にそう言われた瞬間、私は自分の顔が真っ赤になったのが分かった。




「はっ、早く入ろう!」




なんとか誤魔化して、私は海に入った。





しばらく海で遊んだ後、昼食を買いに行こうと一旦海から出た。




「あの、すみません。写真、とっていただけませんか」




振り向くと、カップルが手をつないでカメラをこっちに差し出していた。




「あ、いいですよ」




涼平がカメラを受け取り、パシャ、とシャッターを押した。




「ありがとうございます。よかったらそちらもお撮りしましょうか?」




えっ……。