君色の夏





もう……なんで秘密にしてたんだよー!



一回くらいプールや海に行くだろうと思って、わざわざ東京から水着持ってきたのに。



ぶつぶつと文句を言う私の隣で、涼平はスキップしている。



鼻歌まで歌い出した涼平は、よっぽど早く海で泳ぎたいんだろう。



なんだか、小さな子供みたいだった。




お店に着くと、私はお店の扉を開く。



「いらっしゃいませー」



すると、レジの奥から綺麗な女の人が出てきた。



長い髪を耳の下で一つに結んでいて、とっても美人さんだ。




狭い店内だけど、水着や浮き輪、日焼け止めなどいろいろな商品がそろっていた。



私は水着のコーナーへ行くと、商品を眺める。



「どれにしようかな……」



ビキニやワンピース型の水着や、いろんな種類があった。



ワンピース型のがいいかな。



さすがにビキニは、恥ずかしいし……。