君色の夏





「いいなぁ。今度、私も連れて行ってね」




「うん! すずも、なっちゃんと一緒にいきたい!」




涼平とそっくりの笑顔でそう言う涼夏ちゃん。




さすが兄妹だな……。




「涼平ー、涼夏ー、千夏ちゃーん。おやつの時間だよ~」



そう言いながら現れたのは、涼平と涼夏ちゃんのお母さん。



とても優しくて、美人さんだ。



涼平が優しいのは、きっとお母さんの遺伝だな。



「千夏、おやつ食べよう」



私たちは、3人でおやつにかぶりついた。



涼夏ちゃんは5歳とは思えないくらい食べるのが速くて、びっくりした。




「すず、おやつだーいすき!」




満足そうにそう言う涼夏ちゃんを見て、涼平がため息をついた。