「えっ!? 涼平って、妹いるの?」
「え? いるよ。っていうか、何でそんなに驚いてるんだよ」
いや、なんか……涼平、兄弟いなさそうだな、って想像してたんだけど……。
違ったんだ。
っていうか、私の勝手な想像だしね。
「涼夏ちゃんかぁ……会ってみたいなぁ」
「帰りに、俺の家寄ってく? そしたら会えるよ」
「うん! 行きたい!」
私たちはそのあと、山の上の景色を思う存分堪能して、山をあとにした。
「すずの『夏』と、なっちゃんの『夏』、同じだね!」
私が彼女に初めて会った時に言われた言葉が、それだった。
「え?」
どういうこと?

