君色の夏





なんか、幼稚園児みたいでかわいい……。



そう思いながら私もショルダーバッグから弁当箱をとりだした。



朝早くに起きておばあちゃんが作ってくれた弁当だ。





「千夏、千夏。早く食べようぜ」



涼平は、もうお箸を持って食べようとしている。




「いただきます!」



私と涼平は、二人一緒にそう言って早速ご飯を食べ始めた。




「千夏の卵焼き、おいしそう……」



私のお弁当を見つめながら、涼平は言う。




なんだ、こいつ。



弁当の時間だけ、妙に可愛くなる……。



「まーね。おばあちゃんが作ってくれたから」



私はそう言いながら、卵焼きを食べた。




「あ、食べちゃった」



少し残念そうにそう言う涼平。