君色の夏






「あら、千夏も。お二人さん、仲良くなったのかい?」



「そう! 川で会ったんだ。そしたらさ、貴代さんちの子だったから」



「そうかい、そうかい」



私と涼平は、靴を脱いで部屋に入った。



小さなちゃぶ台の周りに涼平と二人で座り、おばあちゃんを待つ。




しばらくするとおばあちゃんがお皿を持ってやってきた。




「はい、どうぞー」



「わぁ、おいしそう!」



「いっただっきまーす」



涼平は早速、お皿に手を伸ばす。



お皿の中は、おいしそうな かりんとう。



おばあちゃんのおやつは、昔ながらのものがほとんど。



だけど、昔ながらのお菓子ってやっぱりおいしい。



「うまっ」



「おいしーい!」



そう言う私たちを見て、おばあちゃんは嬉しそうに笑っている。