「う、うん………」
涼平……そう呼ぶのに、なんだか緊張する。
そしてしばらく、私と涼平は川辺に座っていた。
涼平は川に小石を投げて遊んでいた。
「千夏って、ここに住むの?」
そのとき、涼平が私の方を向いてそう聞いた。
「ううん。親の仕事の都合で、夏休みの間だけ、ここにいるの」
「そっか」
ふと腕時計を見ると、もう三時になるところだった。
もうそんな時間なんだ。
おやつの時間だし、そろそろ帰ろうかな。
「あの、涼平。私、そろそろ家に戻るね」
「あ、本当? 俺も一緒に行っていい?」
涼平も一緒に?
おばあちゃんの家に?

