君色の夏





え?



何で知ってるの?



「俺、松本さんの家のおばあちゃんによくお世話になってんだ」



へぇ……おばあちゃんに?



初めて知った。



っていうことは、彼もこの辺の子なのかな?



おばあちゃんに、今日私が来ることを聞いていたのかもしれない。



だから私のことを知っていた……とか。




「下の名前、何?」



「千夏……松本 千夏です」



私がそう言うと、彼は



「そっか! 千夏、よろしく!」



と笑った。



「俺のことは、涼平、でいいから。それと、敬語じゃなくていいよ」



涼平って……何歳なんだろう。



高校生……だよね?