「千夏! なんだよこれ~! 俺、青汁なんて飲まねぇし!」
「えへへ。嫌なら自分で買ってきてくださーい」
次の日。
涼平は昨日の夜に目を覚まし、今日はすっかり元気だった。
涼平は思った以上に元気で、私もそのおかげで気を遣うことなく涼平と話すことができた。
涼平の病室で、看護士さんに怒られるほど大声で言い合いをしていたほどだ。
「まったく、しょうがねーな。青汁飲むか」
ぶつぶつ言いながらも青汁を飲み始めた涼平は、
「にがっ」「なんだこれ」「薬より苦い」
さっきからこんなセリフばっかり言っている。
「なによ~! 涼平が買って来いって言ったんじゃん!」
朝から涼平に、『なんか飲み物買ってきて!』って言われて、仕方なく買ってきたんだからね。
「だからって、青汁買ってくることないだろー!」