布団に入り込み、その背中を見つめる。
広い大好きな背中。

そっと顔をよせて、その背中に寄り添う。もちろん伊織の反応はない。

でも拒みはしなかった。


「愛してるよ、伊織」


そう呟いて、目を閉じた。