伊織は優しいけれど、実は嫉妬深く独占欲が強い。
その根底には、孤独と大切な人をなくす恐れを抱いているのだ。

私はずっと側にいる。
愛しているのは伊織だけだ。

どうしたらそれが伝わるのだろう。
どうしたら恐れを取り除けるのだろう。

私にはわからない。

わからないけれど、でも伊織の側に居たいのだ。