「薫。今のはどういうこと?」
「新婚さんは色々と心配なのよね」
薫がニヤリと笑うと、伊織は気まずそうに顔を背けた。
それにカインは成る程と頷く。
「伊織は心配性だね。それより、真琴。観光行かない?」
「観光?」
カインはうんうんと頷くと伊織は面白くなさそうな声を出した。
「旦那の前で妻を誘わないでもらえますか?」
「No。旦那の前だから誘ったんでしょ」
わかってないなぁと首を降る。
どうしよう、と伊織をチラッと見るも伊織はため息をつくばかりで黙っている。
「俺はまだ講義があるから一緒には行けない」
「うん、そうだね。私案内するよ」
大丈夫だと笑うと、伊織は渋々頷いた。
そして講義だからと戻っていく。



