先輩が部活に戻っても、先輩の言葉は私の頭の中から離れないでいた。






だってあの空がだよ?






信じられない。






ああ見えても優しい人だもん。






空は何も言ってくれないんだもん。






私って頼りない人。






もしも私が空の力になっていれば、






もしも私が空の話を聞いてあげられていれば、






空はひとりで抱え込まずにすんだのに…。






私が少しでも、支えになりたかったのに…。






どうして空は何も言ってくれないの?






そうやっていっつも。






ひとりで先に行っちゃうんだ…。






誰にも秘密で、相談しないで。






勝手すぎるよ…。