「聞いてきたよ!」 「ありがとう、結構声聞こえたけど…」 「あ、本当?」 「うん。なんか原田君と果歩の会話って毎回思うけど面白いね」 「そ、そうかな」 「うん!笑える」 「ま、空がバカなだけよ」 「果歩もでしょ?」 「すみません」 あ、そうだ。 「先輩3組だって!」 「そっか!」 「行きますか、な」 私は言う。 緑は小さく頷いた。