「あっ!そうだ!皆でさ、写真とろーぜ!」






「はぁー?なに言っ…」







「「いいねー!」」






私と緑は春馬君に賛成する。







「ちょっ、マジかよ…」






「空も撮ろうよ!」







「なにカッコつけてんのか」






と、緑。






「おい空、言われてんぞー」






と、春馬君。







「お前らだけで撮れよ。俺が撮ってやるから」







「「「シケー」」」







「しけってなんだよ!」






「もー、空ってば」







私は空の背中を押してふたりのところに連れて行く。







「では撮るぞー」







カメラを内カメにした春馬君は







「はい、ちーず」






と言った。







そんな写真は今、






机の上のあの写真の、隣に飾ってある。