それから3年生になった私達は、空と緑と私と…そして春馬君と。






なぜかいつも4人で一緒にいるようになった。






「相葉さんのお弁当美味しそー」






私達はいつも屋上でお昼を食べた。






「え?そうかな?一応私が作ってるんだよ」







「マジで!いーなー、手作り弁当」






「ははっ、ありがとう」






「空の卵焼き美味そう。くれよ!」







「…そのテンションにはついていけない」







「んー?なんか言ったかー?」






「ってか勝手に食べんな!」






「だって美味そうでさ」






「春馬いつもパンだよな。あきねーの?」






「いやー、そうなんだよね。俺の母ちゃん朝弱くてさ。結局いつも売店になるんだよなー」







「そうなんだ。お母さんも大変だもんね。よかったら私の食べてよ」







私は春馬君にお弁当を差し出す。






「お!マジで!神」







「たいしたものは入ってないけどね」







「いーや、うめえ」






春馬君は私達の中心的存在になって、






いつも盛り上げてくれた。