「おはよっ!」
「緑っ!」
「朝から一緒に登校ですかぁ」
「まあねー」
「なんだかんだいつもラブラブだよね!」
「えー?そうかなぁー」
「そうだよー」
「緑は先輩とど?」
私は聞く。
「そりゃあもう!」
「そっか!」
7ヶ月前、空が私に言ってたっけ。
『相葉が俺に言ってきたんだよ』
『え?緑が?』
『早く気持ち伝えないと、他の男に取られるって』
『えっ、そんなこと言ったの?』
『あぁもう。めっちゃ言ってきた』
『えー、私聞いてないし』
『相葉は初めから知ってたんだってさ。俺達が両想いだってこと』
『そ、そうなの!?』
『青先輩、俺の好きな奴知ってたからな。言ったんだろ』
『そうだったんだ。緑、私にも空が他の子に取られちゃうって言ってたな』
『まじか。なんなんだろ、あいつ』
『そうだねー』
まさか空にも言ってたなんてね。
「果歩果歩ー」
「ん?」
「今日、カフェ寄らない?」
「いいよー!」
私は緑におっけいした。