「ぎゃあああー!!」
「うっわ、弱すぎだろ」
あれから7ヶ月。
「たまたまだし!もう一回!」
私達は相変わらずバカばっかりだった。
「えー俺飽きたんだけどー」
「果歩、空君」
私の部屋にやってきたのはお母さん。
「どうかした?」
「突然なんだけど、明日空君家と食事することなったから」
「「え?」」
食事?
「そっ!明日は出かけるから準備しといてねー」
と言ってお母さんは下に降りていった。
「なんでいきなり?」
「さあ」
でも久しぶりだ!
「さっきの続きするのかよ」
「え?するよ?」
「これぜってー、果歩が負けだから」
「はぁー!?なにをー!」
私達は今までババ抜きをしていたのであった。
「じゃあ次負けた奴は勝った奴のゆう事聞く、な」
「いいわよ!受けて立つし!」
「ふーん?じゃあ負けたら腹踊りでもしてもらおうかなー?」
こいつめ!
「いいよ!その代わり私が勝ったら空、」
「…」
「女装なんかどうかなぁー、可愛い顔してるもんね?空君?」
「は…勝つから」
「私が勝つ!」
「いや俺!」
「私!」
ふんっ!!
こうして命をかけたババ抜きが始まったのである。