「ん…」
ここ…。
あ、そうだ。
私家に帰ってきたんだ。
あれから…2時間寝てたみたい。
「よお。お目覚めはいかがですか?」
「…ぎゃあああ!?」
な、なんでいるの!!!???
はいっ!!??
「そんなビビることねーだろ」
「なんで?なんでいるの!?」
「なんでだろうな?」
「はっ!?」
そこにいたのは空で。
驚いた。
「何も言わず帰った奴には言えないなぁ」
と、維持悪く言う空。
「何よ!」
大体私が帰ったのは空のせいじゃんか!!
なんて言えるわけもなく…。
「具合悪かったのか?」
「いや」
なんて言えばいいんだろ。
「お前まさか」
「へっ…」
ば、バレてないよね?
バレてないよね…。
「サボリだな」
と、空はドヤ顔をした。
「バーカ!!」
「いて!」
私は近くにあった抱き枕を投げた。
「もういい!ばいばい!」
私はそっぽを向く。
空なんか!
空なんか嫌いだ!
本当にバカだ。
鈍感だ。
びっくりさせんなっ!
「なんでだよ。せっかく来てあげたのに」
「え?もしかして空…」
「あ?」
「学校サボってきたの?」
今は午後の2時だった。
って事はやっぱり…。
「誰かさんのせいでな」
と、空は笑って言った。
…。
ねえ、空…。
なんでそんな風に笑うの?
なんで笑ってられるの?
その笑顔、私に見せていいの?
見せる人が違う気がするよ…。
梓紗ちゃん…。
心が痛い。
なんだかズキズキする。
「果歩?」
「えっ、あ…ごめん」
「大丈夫かよ」
なんで私の事心配してくれるの?
もう訳わかんないよ…。
「梓紗ちゃんと付き合ってるくせに」
「は?」
あ、やば…!
どうしよ、つい心の声が…。
「空のバカ」
隠す必要ないじゃんか。
「バカってなんだよ」
「もういい!空のバーカ!!」
私はさっき投げた抱き枕を取ってまた投げようとした。
ら、空から先に取られてしまって取れなかった。
「その手にはのるか」
「もう!!」
「俺の事バカばっかり言いやがって」
「バカだからいいじゃん!」
「バカじゃねーよ!」
「バカバカバーカ!」
「言ったな」
「きゃあ!」
空は私にドカーンと上に乗ってきた。
って!軽っ!?
「あの、空?」
「あ!?」
「軽いんですけど…体重何キロで?」
「教えるか」
「女子?」
「ちげーよ、40がなにか」
「はぁー!!??」
40!!!??
なんでっ!!??
「うっせぇなぁ、黙れ」
「それは痩せすぎだよ!やばいよ!」
男子で40はやばい!
「だから言いたくなかったんだよ」
「ちゃんと食べてるの?」
「食べてる。めっちゃ」
確かに授業の合間に何かしら食べてるよね。
パンとかご飯とかカロリー高い物ばっかり。
それに毎日のようにジュースは飲んでるし。
「何?なんか食わせてくれんの?」
「うーん、さすがにやばいでしょ…」
「俺も困ってるんだよ、太らなくて」
見た目はそんなに痩せてない気がするのにな。
「果歩は?」
「え?」
「体重」
「え、42…」
って!私の方が体重あるんですけど!!
「ふ、デブいな」
「ごめんね!!」
デブでごめんなさい!
「いや、デブくないよ」
空は言ってきた。
「なんで?」
「むしろまだほせー」
「…空に言われてもなんの説得力も無いのですが」
「俺の体重は忘れろ」
多分忘れない。
「身長は?」
私は聞いてみる。
この際だから聞いちゃえい!
「そんなに聞いてどうするんだよ」
「知りたいだけじゃん」
「好奇心旺盛だね?」
「いいから何センチ?」
「156…絶対言うなよ!?」
「ちびっ!!」
でも156で40は細いよ!
「はあ!?果歩はどうなんだよ」
「私?安定の149ですが?」
「ふっ、ちびぃな」
と言ってバカにしてきた空だった。

