嬉しかった。 あたしと同じ気持ちなら。 両想いならって。 だから、あたしは悠也に聞いた。 「悠也って、好きな人いるの?」 「急になんだよ!」 悠也は、少し怪訝な顔で。 「気になっただけだよ。で、どうなの?」 そうすると、悠也は頬を赤色に染めて 「いるよ」 ってそう言ったんだ。