「「さようなら〜!」」
「優梨杏〜ばいばーい!」
「莉希!ばいばーい!」

私、木下優梨杏。
今まで付き合った人数0。
告られたことも0のソロ充!
星憐高校2年の
男子バスケットボール部マネージャーです!
今日は月曜だから部活だいえ〜い!

我が星憐男バスマネは
2年が私と涼夏、
1年は妃瑠ちゃんと紅李ちゃんの4人。
この3人のことは追々説明しますね。

「ねーねー、マネージャー。
つめきりどこー?」
「救急バックの中に入ってないー?
んー…あ、あった、はーい。」
「さんきゅー」
たったこんな会話が1回の部活で
1回あるかないかぐらいの私。
要するに話せないのです。
でも些細な会話でも話しかけてもらえるだけで嬉しいのです。
まあ、呼び方は
そろそろ変えて欲しいかなとは思う。

「あーもーまたー?
何回やんのそれ〜!」
「真希が笑わせるからー!」
「いや僕じゃないから〜!
崚行が勝手に吹いたんだろ!」
こう見えて真希はキャプテンで
崚行は部長なのです。
にしても涼夏は視野が広くて
いつもみんなのことを見ててすごい。