Magic of Chocolate

 「もう、行かなきゃ」



 こんなに嬉しいことがあると、離れたくなくなっちゃうよ。



 
 駅に停車した電車のドアが開いた。



 
 「また明日ね」


 
 手を振って電車に乗り込んだ。



 
 窓の外に見える純が、あたしに笑って手を振ってる。



 
 ゆっくりと動き出す電車が、純との距離を伸ばしていく。



 
 あぁ、そうだ。




 ひとつ気になったことがあったんだ。




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