Magic of Chocolate

 「今日って、何か特別な日だったっけ?」



 
 「別に、何もないと思うけど」



 
 おかしいな。




 付き合った日ではないし、クリスマスでも、誕生日でも、何でもないのに、



 どうしてこんなにプレゼントがいっぱいあたしに届くんだろ。



 「純、あたしすごく幸せ。



 幸せくれて、ホントにありがとう」



 
 「ここんとこ、ちょっと冷たかったからな」



  
 「もう全然気にしないよ。



 
 大学受験、一緒にがんばろうね」



 
 もう少し早く純が来てくれてたらよかったな。



 もう、電車来ちゃった。