今日もあなたの幸せを




ありえない…。


「…どういうこと?」
私は信じられなかった。


「さっきね、俺と菜々花と男達と遊んでて、呑んでたんだ。そしたらさ、酔った菜々花が他の男に急に媚売り出してさ。俺、何も言わずに見てたんだ。そしたらそいつら、目の前で、」

千晃君が黙り込んだ。

千晃君の話は、
信じれるも信じられなくもなかった。

なぜなら、
菜々花は酒に酔いやすいのだ。

さらに、酔い癖が悪いのだ。