「あんた達、速すぎ。もう無理。」
やっと追いついた先輩が、その場にしゃがみ込んだ。
「ほら桜井先輩、休んでないで行きますよ。わたしも花菜ちゃんも大分休憩しましたから。」
「オニ!悪魔!先輩をイジメて楽しいか!」
「「はい。」」
いっつも先輩に迷惑を掛けられているんだから、こういう時に仕返ししないとねw。
「まったく。しょうがない先輩ですね。明日からちゃんと仕事をするなら休憩させて上げますよ。」
スタッと先輩は立ち上がり、「さぁ、行こうか。」と登山道の中へと入っていった。
私と由美ちゃんは目を合わせて笑う。
まったく、あの先輩は。
「それにしても、花菜って体力あったんだぁ。会社でいつもパソコンと睨めっこしてるから、インドア派かと思ってた。」
後を追い、登山道に入り追いつくと、そんな事を言われた。
「それが仕事ですからね。先輩みたいに外で遊んでる訳じゃないんです。」
それに私だって休みの日には外出したりするし。
…………半年に1回ぐらいは。
「遊んでないよ。ちゃんと週に1回ぐらいは真面目に働くし。」
「その間、桜井先輩の仕事はわたしがやってるんです。ほんと真面目に働いて下さい。それと、間違えたのをこちらに投げないで欲しいです。後処理が大変なので。」
「良い後輩をもってあたしは幸せだ。」
ハハハハハ……。と先輩が笑う。
由美ちゃんも大変だなぁ。私、先輩と同じ部署じゃなくて良かった。
「ほら花菜、前に橋が見えて来たわよ。なんか歩きずらそうな橋ね。」
「いやいやいや、そこがいいんじゃないですか。ねぇ、花菜ちゃん。」
「はい。私も良いと思います。なんか山って感じがするので。」
私は由美ちゃんに賛同した。
高さは無いけど、下には沢が流れている。橋は木で出来ており、間には隙間が空いている。例えるなら、横断歩道だ。そな間隙間から、下を流れる沢を見ることも出来る。ここに来るまでに沢を見ながら来たが、橋から見るのと、橋の隙間から見るのとではまるで違う。
橋からほんの少し歩くと、隣に滝川見えた。その反対の山側の方に“三大の滝”と書いた看板?が備え付けられていた。
「先輩先輩。あの滝、三大の滝って言うんですって。なんで三大何でしょうね。」
「知らないわよ。由美に聞いて。あたし今、いっぱいいっぱいだから。」
先輩は肩で息をし、水を飲んでいた。
まぁ、応えてくれるとは思ってなかったけど。
やっと追いついた先輩が、その場にしゃがみ込んだ。
「ほら桜井先輩、休んでないで行きますよ。わたしも花菜ちゃんも大分休憩しましたから。」
「オニ!悪魔!先輩をイジメて楽しいか!」
「「はい。」」
いっつも先輩に迷惑を掛けられているんだから、こういう時に仕返ししないとねw。
「まったく。しょうがない先輩ですね。明日からちゃんと仕事をするなら休憩させて上げますよ。」
スタッと先輩は立ち上がり、「さぁ、行こうか。」と登山道の中へと入っていった。
私と由美ちゃんは目を合わせて笑う。
まったく、あの先輩は。
「それにしても、花菜って体力あったんだぁ。会社でいつもパソコンと睨めっこしてるから、インドア派かと思ってた。」
後を追い、登山道に入り追いつくと、そんな事を言われた。
「それが仕事ですからね。先輩みたいに外で遊んでる訳じゃないんです。」
それに私だって休みの日には外出したりするし。
…………半年に1回ぐらいは。
「遊んでないよ。ちゃんと週に1回ぐらいは真面目に働くし。」
「その間、桜井先輩の仕事はわたしがやってるんです。ほんと真面目に働いて下さい。それと、間違えたのをこちらに投げないで欲しいです。後処理が大変なので。」
「良い後輩をもってあたしは幸せだ。」
ハハハハハ……。と先輩が笑う。
由美ちゃんも大変だなぁ。私、先輩と同じ部署じゃなくて良かった。
「ほら花菜、前に橋が見えて来たわよ。なんか歩きずらそうな橋ね。」
「いやいやいや、そこがいいんじゃないですか。ねぇ、花菜ちゃん。」
「はい。私も良いと思います。なんか山って感じがするので。」
私は由美ちゃんに賛同した。
高さは無いけど、下には沢が流れている。橋は木で出来ており、間には隙間が空いている。例えるなら、横断歩道だ。そな間隙間から、下を流れる沢を見ることも出来る。ここに来るまでに沢を見ながら来たが、橋から見るのと、橋の隙間から見るのとではまるで違う。
橋からほんの少し歩くと、隣に滝川見えた。その反対の山側の方に“三大の滝”と書いた看板?が備え付けられていた。
「先輩先輩。あの滝、三大の滝って言うんですって。なんで三大何でしょうね。」
「知らないわよ。由美に聞いて。あたし今、いっぱいいっぱいだから。」
先輩は肩で息をし、水を飲んでいた。
まぁ、応えてくれるとは思ってなかったけど。
