ほんの少ししか話したことないのに、由美繋がりでここまで言えるなんて、私は本当に由美が好きなんだ。 ただいま妊娠6か月目のお腹に手を当てる。 あまり大きくならないからちょっと太ったと思われてる。 それがなんだかなー。 「由美、早く生まれておいでね」 君の名前は由美だよ。 男の子だったら考え直すけど、女の子だったらあんたは絶対由美なんだ。 「大好きだよ!由美」 『私もだよ、夜』 空の上から聞こえた由美の声。 私は苦笑してその場をあとにした。