「あれ、来てたんだ」


今日は由美の命日なので私はお参りに来た。


だけど、先客がいたようだ。


「あぁ。当然だろ」


なんて言う白波 陽輝。


あんた愛されてるじゃん、由美。


「ねぇ、あの時由美があんたに何て言ったか覚えてる?」


あの時とは白波が由美に告白したとき。